『それでも、生きてゆく』の無料動画(1話~最終話)を視聴する方法!全話のあらすじや感想も!

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登録方法と解約方法

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解約方法
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iTunes Store決済(Mac)

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iTunes Store決済(AppleTV)

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  2. 『登録の管理』をタップします。
  3. 現在登録されているコンテンツが表示されるので、FODを選択し『登録をキャンセルする』をタップします。

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『それでも、生きてゆく』の情報

  • 放送回…全 11 話
  • 放送局… フジテレビ
  • 放送期間… 2011年7月7日~9月15日
  • 脚本… 坂元裕二
  • 原作… 無し(オリジナルストーリー)
  • 主題歌… 小田和正「東京の空」

『それでも、生きてゆく』の視聴率

  • 1話  …  10.60%
  • 2話  …  9.20%
  • 3話  …  7.40%
  • 4話  …  9.70%
  • 5話  …  9.50%
  • 6話  …  8.10%
  • 7話  …  9.00%
  • 8話  …  8.80%
  • 9話  …  10.10%
  • 10話  …  8.90%
  • 11話  …  10.10%

 

『それでも、生きてゆく』のキャスト

 

  • 深見 洋貴〈29〉  …  瑛太(少年期:私市夢太)
  • 深見 達彦〈55〉  …  柄本明
  • 日垣(深見) 耕平〈26〉  …  田中圭(少年期:西野隼人)
  • 日垣 由佳〈25〉  …  村川絵梨
  • 日垣 涼太  …  竹部有紗
  • 日垣 誠次〈57〉  …  段田安則
  • 深見 亜季〈享年7〉  …  信太真妃
  • 野本(深見) 響子〈55〉  …  大竹しのぶ
  • 遠山(三崎) 双葉〈25〉  …  満島ひかり(少女期:山本舞香)
  • 雨宮 健二(三崎文哉)〈29〉  …  風間俊介(少年期:佐々木亮輔)
  • 三崎 駿輔〈54〉  …  時任三郎
  • 遠山(三崎) 隆美〈55〉  …  風吹ジュン
  • 遠山(三崎) 灯里〈15〉  …  福田麻由子
  • 三崎 雅美  …  関根洋子(故人 / 写真)
  • 三崎 泰子  …  森康子
  • 遠山 悟志  …  山田明郷
  • 草間 真岐〈31〉  …  佐藤江梨子
  • 臼井 紗歩〈24〉  …  安藤サクラ
  • 草間 五郎〈62〉  …  小野武彦
  • 草間 悠里  …  原涼子

 

『それでも、生きてゆく』のあらすじ

 全体 のあらすじ

1996年夏。

深見洋貴(瑛太さん)は、親友・三崎文哉(風間俊介さん)に妹・亜季(信太真妃さん)を殺害されます。

このことにより、深見家は家庭崩壊し、洋貴と父・達彦(柄本明さん)とともに、釣り船屋で働き、弟・耕平(田中圭さん)は婿養子となり、母・響子(大竹しのぶさん)は、夫の達彦と離婚し、耕平と婿養子先で一緒に暮らしていました。

文哉は、当時未成年だったため服役せず、加害者・少年Aと報道され、少年院に送られました。

三崎一家は、密告者からの嫌がらせを受け、引っ越しを繰り返す生活を送っていました。

父・駿輔(時任三郎さん)は、妻の隆美(風吹ジュンさん)と離婚し、娘の双葉(満島ひかりさん)や灯里(福田麻由子さん)らに母親の姓を名乗らせるなどの対策を行っていましたが、嫌がらせは続いていました。

2011年夏。

洋貴の前に、一人の女性が現れます。

自殺志願者だと思った洋貴は、その女性に自身の境遇や殺害された妹のことを話します。

しかし、その女性こそが、少年Aこと文哉の妹・双葉だったのです。

洋貴は、双葉に対し敵意を向けますが、被害者家族と加害者家族それぞれが同じような悲しみや苦しみを抱えながら生活していることに気づき、双葉に対しての思いが徐々に変わっていきます-。

 1話 『 禁断の出逢い… 』のあらすじ

あらすじ
1996年夏、母親の深見響子は急な仕事に、7歳になる娘の亜季を兄の洋貴にまかせて出かけていきます。
しかし洋貴は友達とレンタルビデオ屋に行っていました。父親の達彦はパチンコです。
亜季は一人で三日月湖で凧揚げをしていて、少年に殺害されてしまいました。
そして2011年初夏、洋貴は父達彦と二人で釣り船屋を営んでいます。達彦は食事中に突然倒れてしまいます。
深見亜紀殺害事件の犯人少年A・三崎文哉こと雨宮健二の妹である遠山双葉は、付き合っていた彼にフラれ、父の三崎駿輔も会社に匿名の電話がかかってきてタクシー会社を首になります。
父は嫌がらせをされるのは、自分の戸籍から調べられていると戸籍上は離婚をしていました。
双葉は洋貴の所に会いに行きます。そこへ洋貴の弟・日垣耕平が病院を抜け出した達彦を連れてきます。
離婚した妻に会いたいと、婿養子に入り母・響子も世話になっている日垣の家に突然やってきたのでした。
響子は亜季が亡くなった後「また子供を作ればいいじゃないか」と言った達彦が許せないでいました。
双葉の事を勝手に「自殺志願者」と思い込んでいる洋貴は、双葉とファミレスに行きます。洋貴は唐突に話しを始め、中学まで住んでいた所には三日月山があり、そこの湖で犯人に金槌で何度も頭を殴られ湖に投げられたと話します。
双葉はたまらなくなり店を飛び出します。「会ったばかりの私に何故そんな話を」と尋ねると、洋貴は「同じ様な目に遭った事がある気がして、被害者的な・・」と言います。
1年前に癌告知を受けていた達彦は、少年Aが8年前に少年院を出た事やその保護司を見つけていて、保護司の葬儀がありそこに現れるかもしれない少年Aを殺そうと、包丁を持って東京行のバスに乗ろうとして警察に同行されていました。
双葉はそれを立ち聞きしていました。洋貴は薄れていた亜季の想い出が、徐々に濃く思い出されるようになってきます。
その後、達彦は病院で亡くなり、洋貴はナイフを持って東京の葬儀に出向きます。そこへ双葉が現れ二人で話をしていると、歩道橋に立つ文哉を見つけ駆け寄ろうとしますが、双葉が「お兄ちゃん逃げて」と叫びながら阻止します。
一方の文哉は果樹園で働いていました。

 2話 『 想い、絶たれて… 』のあらすじ

あらすじ
文哉はまた人を殺すかも知れないという洋貴と、兄をかばう双葉は少し口論になります。帰りかける洋貴に双葉は自分の携帯番号を渡します。
双葉の一家は伯父の所に引越しをします。そこへ小学生の少女が行方不明になっていると捜索チラシを警察が持ってきました。
洋貴は弟の耕平に少年Aに会った事を伝えます。日垣の家に招かれた洋貴は、母に父の想いをしゃべりますが母は無言です。
更に耕平が、当時加害者家族が楽しそうにクリスマスケーキを買っていたのを見たと洋貴に話します。
また双葉は父に「15年も経っているから、亜季の家族とちゃんと謝罪をしたら」と言いますが、父は「向こうは聞き入れてくれない」と拒絶します。
引っ越したばかりの家には、無言電話が30分ごとにかかってきていました。
双葉は洋貴に呼び出され、釣船屋に行きます。双葉から三日月山に行ってみようと提案し、2人で文哉や当時の事を話しながら向かいます。
自分はお兄ちゃん子で兄は優しかったと言います。転んだ双葉は、洋貴の指しだす手をつかめず自分で立ちます。
兄は動物やお年寄りにも優しかった、少年院にいた時に私にだけ「夏祭り中止になってごめんな」と手紙が来た事も話します。
兄の事を責め立てる洋貴に、双葉は冤罪かも知れないと言うと、洋貴はクリスマスケーキの話しを出し、首を絞めようとしてきました。
それも仕方ないと受け止める双葉でしたが、あれは貰ったケーキを返しに行っていたと話し、洋貴は先に帰って行きます。
雨に濡れる双葉は一人湖に着き、真っ赤なひなげしの花が咲き誇っているのを見て泣き崩れます。戻って来た洋貴に、子供の頃猫のお墓にひなげし
の花を植えた話をして「亜季ちゃんを殺したのはお兄ちゃんです。ごめんなさい」と泣きながら謝ります。
更にお兄ちゃんに子供の頃殺されそうになった事があると告白します。車で送って行った洋貴は、夏祭りが催されていて誘います。
歩きながら「あなたが優しかったお兄ちゃんしか知らないのと同じで、友達だった文哉しか知らない」等と反します。そこで洋貴の母と会います。
一方の文哉は、果樹園の出戻りの娘・真岐に好意を寄せられていて、突然キスをされ突き飛ばします。

 3話 『 お母さんだ~… 』のあらすじ

あらすじ
夏祭りで洋貴の母らと、双葉は少し会話を交わします。また二人になった洋貴は「妹を置いて出かけた僕を母は許していない」と言います。
双葉は「引越しをしているのは嫌がらせを受けていて、洋貴がしているのかと思っていた。」と謝ります。
相変わらず家には嫌がらせの電話が続いていました。洋貴の母・響子はある男性と会っていて、電話を掛けたり嫌がらせのチラシを制作配布の料金
を支払っていました。洋貴は耕平から、母の行動だった事とそれが生きがいだと聞きます。
息子の彼女だと思っている響子はボウリングに誘い、その後釣り船屋にも行き二人で楽しく調理をします。
それを見かけた洋貴は双葉を連れ出し、嫌がらせは母が興信所を使ってしていると伝えます。
何も知らない響子は双葉を「さくちゃん」と呼び、成長した娘にダブらせて優しく接します。
そしてバス停で響子は双葉に、当時の亜季の事を話していきます。バスに乗る直前「怖くて警察に行けなかったの、どうして短いスカートを
はかせちゃったんだろう」と険しい顔をしていました。それを察した双葉は洋貴の所に駆け込み、「亜季ちゃんが酷い事をされたんじゃあないか
と長年苦しんでいた」と話します。洋貴はその確認に動き出します。
一方、文哉の所には新人の女性がやってきていました。
洋貴と双葉は調べていく中で、同じような境遇の女性・藤村五月から少年犯罪をずっと追いかけている記者を紹介されます。
洋貴は双葉に、文哉に殺されそうになった時の事を尋ねます。寝ていて苦しくて目が覚めたら、兄にマフラーで首を絞められていたと話します。
その後、母の元にやってきた洋貴は、検死調書を響子に見せようとしますが、取り合おうとしません。無理矢理それを読み上げ、殴打痕は複数あるが
姦淫は否定されたと書かれていました。響子は静かに涙し、洋貴に感謝の言葉を伝えます。
洋貴はもう一度亜季を置いて行った事を謝り、響子は洋貴を認めます。
洋貴は電話で双葉に、響子が嫌がらせを止めると言っていたと伝え、その二人で彼女の事件当時まで住んでいた家に行き、そこで柑橘系の果物を
見つけます。東京の葬儀の日に文哉が置いて行った物と同じ物でした。

 4話 『 明かされた真実… 』のあらすじ

あらすじ
響子は興信所で調べた双葉の家に出向き、駿輔らと顔を合わますがすぐに去ります。
果樹園に新しく来た女性・臼井紗歩は、文哉の事を知っていて何かとその事を持ち出してきます。
釣り船屋に戻って来た洋貴と双葉は、待っていた響子から「双葉ちゃんでしょう、会いたくなかった」と言われ、双葉はすぐに出て行きました。
響子は洋貴に、双葉は亜季と遊んでくれた事、羽振りの良かった駿輔が嫌な態度だった事を語ります。
一方の駿輔は双葉に「もうあの家族とは会うな」と言い、更に昔文哉と会った事を話します。
3年前に東京で文哉を見かけ連れて帰ろうと思ったが、「今の家族の顔を思い出して声をかけられなかった。家族を守るために文哉を捨てた。」
と言います。双葉はひどいと返しました。
それから双葉は、洋貴の所に出向きます。2人でボートに乗ってゆったりとした空気感の中、2人はこんな感じも良いのかなと思う一方で、
「それだと亜季が居なくなる」と矛盾を感じて黙ってしまいます。
更に双葉は「父の様に大事な事から逃げていると目が死ぬんだ。」と父を憐れみます
。昔住んでいた家に駿輔が行くと、洋貴と出会い喫茶店で話をします。
洋貴は謝罪より詳しい話を聞きたがりますが、駿輔は文哉の事を何も話す事が出来ませんでした。
そこに二人を知る女性が居て、駿輔に厳しい言葉を投げかけ、駿輔は無言で土下座をします。
文哉を探す気が無さそうな駿輔に、洋貴は「文哉を殺して良いですか」と淡々と話し別れます。
洋貴は父の遺したメモを見て、犯人の事を知る看護師に会いに東京に行く事を考えます。
一方の駿輔は、文哉を探して家に連れて帰りたいと妻・隆美に言い、双葉も同意しますが、隆美は「人殺しだ」と大反対します。
双葉の妹の灯里も同意したのをきっかけに、隆美は文哉は自分の生んだ子じゃないと言います。
そこで双葉は自分の事も聞きますが、母の涙でそれを察します。

 5話 『 居場所を求めて… 』のあらすじ

あらすじ
洋貴は五月の手助けもあり、文哉の事を知っている看護師・東が行方不明になっている事を知ります。
釣り船屋で一緒に泊まる事になった双葉と五月でしたが、五月から洋貴に対する想いを聞かされます。
翌朝、正装した駿輔が洋貴に挨拶に来て、文哉を探し出すと伝えます。
少年院を出る直前に描いた絵を駿輔に見せ「文哉、全然反省していません」と伝えます。
洋貴が外に行った時に双葉に尋ねられた駿輔は、再婚で双葉らの母は死んだと言います。
一方、洋貴は母に「三崎さんが会って謝罪したいと言っている」と母の止まっている時間を進めようと話しますが、耕平が割り込んできて
「今幸せなんだから壊すな」とキツク言うのでした。
洋貴と五月は居なくなった看護師を知る女性と会っていました。五月は加害者家族に対する訴訟を勧めますが、洋貴は気が進みません。
帰宅した洋貴のところに双葉がやってきて、何気ない話をしながら夕飯を一緒にとり、先日の話を聞いていた洋貴は「頑張っているから
きっと上手く行きますよ」と励まし、双葉は涙ぐみます。
しかし、五月が調べた双葉が被害者の家族と仲良くしていた写真を見てしまった双葉は、「もうじゅうぶんです」とメモを残しそっと出て行きます。
日垣家では洋貴の母が居なくなっていて、耕平から「余計な事を言った」と洋貴は責め立てられます。
そんな中、響子は帰ってきて家族に「亜季の死んだ所に、あの日と同じ時間に行って来た。本当は皆あたしと同じ目にあえばいいのにと思って
生きてきた。」と吐露します。そして最後に「言いたい事は、亜季を返してとその事だけだった。あの少年に会いに行きます。」と伝えて、
洋貴と日垣家を出て行きました。洋貴の元に来た響子ですが、そこに突然隆美が現れます。

 6話 『 招かれざる客 』のあらすじ

あらすじ
施設に入った祖母の部屋でうたた寝をしていた双葉の前に、文哉が現れました。
双葉が話しかけるものの余り答えず行こうとするので、双葉は「連れて行って」と頼みます。
また隆子は、洋貴の所に行き双葉が来ていないか尋ねます。
そして響子に久しぶりと挨拶をしていた所に、駿輔からもここに来たいと電話があり洋貴と響子はうろたえます。
4人で和やかにそうめんを食べていましたが、駿輔が事件の話をし出してからは表情が険しくなる響子なのでした。
動物園に双葉と文哉は来ていました。因島に母のお墓がある事、一緒にそこで住むかと双葉は文哉に言われます。
文哉のいない間に通帳とカードを盗んだ紗歩は、コンビニで捕まってしまいます。
帰宅した文哉は紗歩に、盗った事は許すと言いましたが、紗歩は真岐にあの少年Aである事を教えてしまいます。
一方、カラオケ店で双葉は洋貴と会います。昨日文哉と会った事を伝えると、洋貴は居場所を聞き出そうとしますが双葉は口ごもり、立場の違い
を感じ取った洋貴は「自分で探す」と言い出て行きました。
そして文哉と会った双葉は、旅立つ前に「深見さんに会いに行こう。反省したとこ見せてあげて。」と言いますが、「なんでそんな事言うんだ。
たった二人の兄妹なのに。」という言葉に、被害者家族の事を必死で伝えますが、文哉は双葉を置いて去ってしまいました。
一方の洋貴は、五月から居なくなっていた東の情報を手に入れ、また東京に会いに行きます。
しかし会えたものの隙をついて逃げ出すので、洋貴はあわてて追いかけ捕まえるのでした。

 7話 『 心の闇について… 』のあらすじ

あらすじ
響子らの所に耕平がやってきました。ちょうどそこに洋貴に連れられて東が来ました。3人の前で東は、医療少年院時代の文哉の事を話しだします。
彼が退院する1年前の事でした。誰もが更生したと思っていましたが、彼自身だけはそう考えてはいなかったと語ります。
当時、東は三日月湖の絵を描いていた文哉に話しかけ、その後も興味を持った文哉に内緒で物品を渡して行きます。
もうすぐ退院という時に文哉と話をした東は、「先生が治ったと言うのが嬉しい。人を殺すのは良くないから」という言葉を聞きます。
退院前日に文哉から湖の絵を渡され、東は「これを誰かに見せると退所できなくなる」と告げます。
退所後、東は文哉と付き合い、彼に「もう治ったよ。もう誰も殺さない。」と伝えます。
そして東は文哉の子を宿しますが、彼により流産してしまいます。東が退院後、彼の日記を読みます。
様々なシーンで殺人の衝動にかられる内容が綴られていました。
東は「彼は14歳の時の彼のままで、人間を水槽の中の金魚と同じにしか思っていません。その日記を読んですぐにアパートを出て、それ以来
彼とは会っていません。」と言います。別れ際、洋貴に「彼を楽にしてあげて欲しい」と言って去って行きました。
果樹園では文哉に近づこうとする悠里を母親の真岐が厳しく止めていますが、いない事に気づいた真岐が文哉に詰め寄ります。
しかし悠里は紗歩と遊んでいただけでした。心配した真岐はつい文哉に「あんたなんか生まれてこなければ良かった」と言ってしまいます。
また、双葉は釣り船屋に行くと響子しかいなくて、洋貴は果樹園に行ったと聞き「兄は反省していません。」と謝りました。
しかし、響子は「あなただって洋貴だって幸せになってもいいのよ。その為に二人で考えるの。」と語り掛けます。
果樹園に着いた駿輔は主人の草間五郎と話をしますが、2人が家に戻ると真岐が倒れていました。

 8話 『 それぞれの覚悟 』のあらすじ

あらすじ
真岐が倒れていたのを見て動揺する五郎に、駿輔は救急車を呼びます。紗歩が来て、文哉の仕業だと言います。
果樹園に向かう道中、文哉らしき人物をみつけた洋貴はナイフを持って追いかけますが見失います。
響子と待っていた双葉に文哉から電話が入り「お前が嫌だって言うからこんな事になったんだ」と言って切れます。
今度は響子に耕平から電話が入ります。駿輔も隆美に「文哉かまだハッキリはしない。」等と伝えます。
病院では医師が五郎に、「手術をしていますが相当の後遺症を覚悟して頂かないとなりません。髪を強く引っ張られた形跡があり
消防から警察に連絡が行っている。」と説明をします。
五郎は文哉の事情を知っている事で、そこに居合わせた洋貴と耕平の事もすぐに理解しました。
双葉は「被害者の方に会いに行く」と、響子の元から出て行きました。果樹園には警察が実況見分に訪れていました。
駿輔は放心状態で車道を歩いていて、洋貴に助けられ、我に返った駿輔は泣き崩れます。
一人で待っている響子の所に、由佳が子供と一緒に居るであろう耕平を尋ねてやってきました。
そこには何故か文哉も一緒にいて、響子は激しく動揺します
。病院に着いた双葉は駿輔と合流しますが、娘がいると知った途端、穏やかだった五郎は駿輔に「うちの娘を返してくれ」と突っかかります。
双葉は自分のせいだと落ち込んでしまいます。
二人っきりになった響子は、文哉に来た要件を尋ねます。双葉を迎えに来たと返します。
さらに響子は果樹園での事件を話し問い詰めますが「病気なので分かりません」と言うので、平手打ちをして娘の事を激しくしゃべり
「あなたを許さない」と言うと、文哉は響子の首を絞めようとしますが急にうつろな目になり、「三日月湖に浮かぶ亜季ちゃんは綺麗だった。
だからそんなに悲しまないで。」と言います。
響子は寝ころがったまま手元にあった椅子をつかんで、文哉を殴り倒し号泣します。
病院からの帰路、車内で洋貴は諦めモードの双葉に対して「できる事なら何もかも忘れて、僕らの事を誰も知らない場所で、2人だけで」と口走ります。

 9話 『 心はどこにある? 』のあらすじ

あらすじ
響子は出て行こうとする文哉に「どうして亜季だったの?」と必死で問いかけると、「たまたま会ったから、誰でも良かった。」と答え出て行きました。
駿輔は警察で文哉が指名手配されたと聞き、「息子を逮捕してください」と頭を下げます。
隆美の所に文哉がやってきました。灯里は初めて会う文哉に戸惑っていました。
そんな遠山家に、双葉が帰ってきて「どうしてそんな事をしたの。お金とか物とかを奪ったんじゃあないくだよ。命を奪ったらもう償えないんだよ」と
訴えますが、文哉は「死んだ人は良い。命を奪った方は生きて行かなくちゃいけない。お兄ちゃんは可哀そうなんだよ」と言います。
そして駿輔が帰ってきて、文哉に「お帰り」と優しく声をかけながら、そっと文哉が手にしている刃物を預かります。
双葉からのメールで、帰ろうとしていた洋貴も遠山家に向かいます。
自首を促していた駿輔でしたが、文哉は実の母がベランダから落ちたのではなく、お父さんや僕達に絶望して自殺したと語ります。
双葉に一緒に行こうと言いましたが、双葉は首を横に振ります。洋貴がやってきて、顔を見て逃げ出した文哉を追いかけます。
駐車場まで追いかけると、吠えながら文哉は殴りかかってきて、洋貴も激しく応戦します。頭を強く打った洋貴を見て、文哉は立ち去ってしまいました。
双葉が介抱をしながら「深見さんには人を殺して欲しくない」と言うと、「彼は捕まってもまた平気な顔をして出てくるんだ」と悔しそうに言います。
一方、五郎は「入院費が沢山いるから働かないと」と紗歩に言います。
隆美らは社員寮で暮らす事にし、駿輔は草間家に一生をかけて償っていくと、別々の生活をしていく事にします。
双葉は病院を訪れ、五郎の了解を得て悠里の大切なぬいぐるみのほころびを直してあげます。その後、双葉は兄を探しに因島に出かけていきます。

 10話 『 対決の果てに 』のあらすじ

あらすじ
駿輔の所に来た洋貴は、文哉が母親は自殺だと言っていた事を聞き、その亡くなったお母さんの出身地を尋ねます。
五郎の所には駿輔が足しげく来ていましたが相手にせず、五郎自身は娘の病院から渡された延命治療拒否の書類を見てイラついていました。
因島ではすでに双葉は文哉を探していて、突然洋貴が現れ、自分の車に積んでいた刃物を返してくれと詰め寄ります。
その事だけでなく、1人で動いている双葉にお互いの信頼関係ってそんなものだったかと怒ります。
そして駿輔から聞いてきたという双葉の母の旧姓「村上」を手掛かりに、2人で探し出します。
文哉は先に母の実家に来ていて、納屋の中で探し物をします。祖父母が気になってのぞくと、座り込んだ文哉が昔の事をしゃべりだします。
母は赤ちゃんだった妹が泣く度に「ああ嫌だ」と言い、「あんた達が生まれて来なかったらまた何回もハワイに行けたのに」と言った事、
ベランダに行き「天国に行くの」と言った事を話します。
独り言のように「お父さんと双葉と新しいお母さんを殺す夢を何度も見た。死のうと思って三日月湖の柵を壊そうと思って金槌をもって歩いていたら、
洋貴の妹が歩いていて・・。次はちゃんと自分を殺します。」と言いました。
そこに警官が来ましたが、すでに文哉の姿はありませんでした。
隆美が家に帰ると、灯里が週刊誌を読んで絶望していました。そこへ響子がやってきました。隆美の本心を聞きに来たのでした。
その真剣な眼差しに、隆美は「あなたには同情する人がいる。私には死ねという人。同じように苦しんでいるのにと、あなたの事を恨んで生きて
きました。」と吐きました。
響子はそれを聞いて「ほっとしました。私も人でなしです。許す事は出来ないけれど、同じ乗り物に乗っている。行き先は、一緒に考えないと。」と
涙をためて語りかけました。
一方、駿輔は五郎と娘の病室にいて、目の前で延命治療拒否の同意書にサインをするのを見させられます。
村祭りで探す双葉らは、リンゴが転がっているのを見かけた洋貴が行ってみると、プールに沈んでいる文哉を発見します。
息を吹き返した文哉を連れて、3人で食堂に立ち寄ります。
洋貴は文哉の事を信じてみようと、「何回死のうとしても助ける」と文哉に沢山の言葉を伝えます。
文哉は無表情のまま「ご飯まだかなぁ」と言います。
そして3人で警察署に行きますが、何の反省もない兄に双葉はつかみかかり、力の限り何度も殴りつけます。

 11話 『 光の方に向かって… 』のあらすじ

あらすじ
警察に捕まった文哉の事を「あの時助けなかったら良かった」と双葉は悔やみます。
しかし、洋貴は殺したら文哉と同じになってしまうと、何度も助けると言います。
五月が洋貴の所に来て、文哉が責任能力があると判断されたと話すと「もう終わったんです」と返しました。
また、病院に来た双葉に、五郎は「父親が来なくなったからといって、そう来られてもなぁ。悠里が懐くと困るからもう来ないでくれ」と言います。
響子と洋貴、耕平が達彦と亜季のお墓参りに行くと、隆美と双葉、灯里も来ていて、響子が呼んだと言います。
そして「亜季の前では、謝罪も後悔もいりません。ただ亜季の冥福を祈ってください。」と伝えます。
耕平らも遠山家を見る目が少し変わってきていました。
お墓参りの後、響子は耕平の家に行ったので、洋貴の家で洋貴と双葉は話をします。洋貴は双葉との一緒の未来を語ります。
しかし双葉は、同じ気持ちだと言うものの、被害者の娘の悠里の母親になる決心を伝えます。
すでに五郎には何度も伝えて、果樹園に住まわせてもらい真岐も延命治療を続ける事になったと話します。
驚いた洋貴は、「あなたが背負う事ではない。あの子が大きくなって加害者の妹だと知ったらどうしますか」と尋ねると、双葉は「真面目に生き
たいんです。甘えたくないんです。」と言います。
更に事件を「忘れられるかもしれないんですよ」と言われた双葉は、逆に洋貴に「亜季ちゃんを忘れられるんですか」と尋ね、暫く双葉を見つめ
考えた後「忘れられるかもしれないです」と洋貴は言います。双葉は考えてみたけれど「忘れてはいけない」という結論を出していました。
「ごめんなさい。普通じゃないけど楽しかったです。」と言って出て行きました。すぐに追いかけて洋貴は1日だけのデートを申し込みます。
遊園地に行った二人は笑顔で楽しみ、再度洋貴が楽に生きる方をすすめてみましたが、双葉の意志は変わりませんでした。
また、駿輔は文哉の面会に行き、子供の頃を涙ながらに語り、事件が起きた原因は自分だと言います。
文哉は「お母さんの顔が思い出せない」と泣き、部屋に連れ戻されてしまいます。
洋貴と双葉は夜のレストランで、文哉がいつか出所してまた事件を起こしたらという話になり、洋貴は「何度も文哉に会いに行くと決めている。」
と話します。そうすると同じ目的地を見ている様で嬉しいとも伝えます。
双葉は初めて洋貴に会いに行った事、最初は後悔していたけれど今は良かったと話します。
そして外のベンチでも名残惜しそうに2人は会話を続けますが、双葉は涙が出て仕方ありません。洋貴は双葉を抱きしめます。
そして双葉は深くお辞儀をして「行ってきます」と言い去って行きました。双葉は果樹園に行き、真岐の世話も始めました。
駿輔は文哉の拘置所のそばの工場に勤め、何度も面会を試みていますがあれ以来会えないままです。
駿輔に頼まれた母親の写真を、洋貴は文哉に見せると、文哉は涙を流します。洋貴と双葉はそれぞれが心の文通を続けていきます。

『それでも、生きてゆく』の感想

40代 女性 の感想
《おススメ度:5 out of 5 stars 》
少年Aに妹を殺された 深見洋貴。少年Aを恨み、荒んだ心で少年Aのことを考え続けます。一方少年Aの妹 遠山双葉。引っ越して姓を変えても、加害者家族として続く嫌がらせに耐えながら、思い出の兄を慕い続けます。そんな二人が出会い、お互いのことを知るのです。洋貴は加害者家族の苦しみを知り、双葉は兄の犯罪が事実であると理解し始め…日常の底には、衝撃的で辛くて切なくて苦しい、あのできごとがいつもあるのでした。 加害者家族と被害者家族。二つの家族はお互いに、外敵に、辛い思いをします。洋貴と双葉が理解しあうこと、それは苦しさと日常の同時進行。その先に希望があっても無くても「それでも、生きてゆく」。どん底に見える細い光。希望。そこに辿り着くまでの美しく悲しい物語です。とても見ごたえがあり、すぐに引き込まれました。この後二人はどう生きるのか。深く考えさせられます。すべての人に観てほしい重傑作です。
30代 女性 の感想
《おススメ度:4 out of 5 stars 》
少年の殺人事件を中心に加害者家族と被害者家族を描いた作品で、テーマはすごく重い内容でしたが、実力派の俳優揃いだったので演技が素晴らしく、毎度考えさせられるドラマでした。特に放送から何年経っても忘れられないのが、5話での被害者の母親役を演じた大竹しのぶさんの長台詞です。時間にしておよそ10分程だと思うのですが、これまで抱えてきた想いがすべて伝わってくるようでした。ただ長いというわけではなく、言葉の間合いや感情の込め方すべてをとっても圧巻の演技で鳥肌ものの名シーンだと思っています。加害者の妹の双葉と被害者の兄洋貴の関係性もお互いの複雑な立場があり、縮まりそうで縮まらない絶妙な距離感が逆にリアリティを感じました。犯人役を演じた風間俊介さんのサイコパスな演技も見ているこちらが怖くなるほどの恐怖感を与えました。
40代 女性 の感想
《おススメ度:2 out of 5 stars 》
坂元裕二さん脚本のドラマなので、人間の嫌な部分もうまく描かれていて、見ていても辛い場面が多かったです。実際の事件をモチーフにして書かれたと思うのですが(このドラマでは少年が殺したのは少女)殺された少女の家族はギスギスして一家離散になってしまいます。私がもし少年に妹を殺されて、その少年に会うのは悔しくてできないと思いますし、許せないでしょう。少年の家族も非難され、各地を転々として暮らさざるをえなくなります。少年は身元を隠して真面目に働くのですが、風の噂で何者かという事がばれてしまい、少年が働いている職場でその事がわかると、不安がさざなみのように少しずつ広がっていく描写がうまいと感じました。少年は淡々としているので、それがかえって怖かったです

 

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この記事の情報は、2021年8月現在のものです。
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