吉谷彩子さん主演ドラマ『ハルとアオのお弁当箱』（1話～最終回）はParaviで配信されています。
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『ハルとアオのお弁当箱』の情報
- 放送回…全 12 話
- 放送局… テレビ東京系
- 放送期間… 2020年10月13日～ 12月29日
- 脚本… 川﨑いづみ、鈴木裕那、遠山絵梨香、阿部紗耶佳
- 原作… まちた作 漫画『ハルとアオのお弁当箱』
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主題歌 H△G「5センチ先の夢」
『ハルとアオのお弁当箱』のキャスト
- ハル（木野春葉） … 吉谷彩子
- アオ（佐藤蒼） … 井之脇海
- 好美 … 梶原ひかり
- 莉央 … 太田結乃
- 葉村 … 七瀬公
- 梅里 … SUMIRE
- 緑川聡子 … 矢島舞美
- 赤井茜 … 森日菜美
- 織江 … 藤井美菜
- ミチル … 雪見みと
- 木野浩子（ハルの母） … 中島ひろ子
- 佐藤綾子（アオの母） … 野村真美
『ハルとアオのお弁当箱』のあらすじ
全体 のあらすじ
ハル（吉谷彩子さん）は、服や化粧よりゲームやアニメにお金も時間も使いたいオタク女子です。
趣味に生きることに生きがいを感じ、充実した生活を送っていましたが、ある日ふと自分を憐れむ世間の目に落ち込んでしまいます。
そんな時、偶然出会ったのがジェンダーレス男子の蒼くん（井之脇海さん）。
ハルは衝動的に蒼くんとの同居生活を始めます。
同居のルールは”お互いのお弁当を作ること”
誰かを想って作るお弁当、誰かに作ってもらうお弁当がこんなにも幸せで元気になれるなんて！
ハルは、蒼くんとの共同生活に、心もお腹も満たされていきます－。
1話 『 カリカリ梅とゆかりのおにぎり 』のあらすじ
あらすじ
大学図書館に勤める27歳のハル（吉谷彩子さん）は、ある日図書館で学生からどうしていつも制服みたいな洋服を着ているのか聞かれます。若いのに地味だと言われますが、ハルは洋服よりも好きなゲームやアニメにお金を使いたいオタク女子なのでした。
ハルは気分を上げるためにお酒とケーキが楽しめるバーに入って行きます。ハルは世間の人の自分の趣味への無理解を店長の好美（梶原ひかりさん）に愚痴ります。それをたまたま聞いていたアオ（井之脇海さん）は「私はこれが好きなの。楽しいって僕なら言っちゃうな。」と言うのでした。男性ですが女子っぽいアオはいつもケーキを食べてハイボールを飲んで帰るハルことを「面白そうな人だな。」と思っていました。アオは23歳で看護師をしています。好美から知り合いの空き家に住むことを勧められたアオはハルに一緒に住むことを提案。
翌朝、目覚めたハルはアオが部屋に泊まって朝ご飯を作っているので驚きます。「私、やっぱり1人がいいんです。」とアオとのルームシェアを断るハル。アオはハルのために作ったお弁当を渡して帰って行きます。
アオの作ったお弁当は彩りが良く懐かしい味がしました。お弁当を食べて気持ちが元気になったハルはアオのためにお弁当を作って渡します。アオはもう一度ハルに一緒に住むことを提案するのでした。
2話 『 鮭と枝豆の混ぜごはん 』のあらすじ
あらすじ
ハルとアオは共同生活を始め、2人は仲良く引っ越し蕎麦を食べています。アオは共同生活のルールを決めようと提案し、2人でいくつかルールを作ります。新しいルールとして週に1回お昼のお弁当を作り合いっこすることが加わることに。ハルは料理に自信がないのでそれを聞いて少しうろたえてしまいます。
ハルに手作りのお弁当を手渡し、「いってらっしゃい。」と玄関で手を振るアオ。昼休みになりハルがアオの作ったお弁当を開けてみると、鮭をメインにしたきれいなオカズが入っていました。あまり料理をしたことがないハルは好美に助けを求めます。今度こそアオと同じレベルのお弁当が返したいというハル。好美は食べる人のことを考えて作ればいいのではとハルにアドバイスします。ハルはアオの好きな食材が鮭と気付いて鮭の混ぜご飯を作ることにするのでした。
早起きしてお弁当を作り始めるハル。ほぐした鮭と枝豆を焚いたばかりのご飯に混ぜて、混ぜご飯を作ります。朝アオがリビングに行くと、ハルがリビングの真ん中で眠り込んでいました。「無理はしちゃ駄目だよ。」と声を掛けるアオ。
昼休みにアオがお弁当箱を開けると彩りのきれいな鮭の混ぜご飯が入っていました。「僕、大好き。」と心の中でつぶやくアオ。
家に帰ったアオがハルのお弁当を完食していたのを知ったハルは大喜びします。
3話 『 人参のラペ 』のあらすじ
あらすじ
ハルの夕飯がお菓子だと知ったアオは栄養を考えて食事をしないと年を取ってから大変なことになるとアドバイスしますが、ハルはちゃんと聞いていません。アオはハルの荷物がリビングに置きっぱなしなのも気になります。
休みの日でも朝から料理をしているアオ。朝から適当な食事のハルにアオはつい小言を言いそうになってしまうのでした。ハルはアオの手作りお弁当を持って仕事に出かけます。
几帳面なアオと自分との違いをつくづく感じるハル。ハルは思わず「人種が違うよな。」とつぶやくのでした。ハルの作った色鮮やかなお弁当にはハルの苦手な人参のサラダが入っていました。勇気を出して食べた人参は予想以上の美味しさで、さすがアオさんだと感心するハル。
アオはハルに直して欲しいところがあるけどなかなか言い出せないでいました。アオが好美に相談するとハルとは相性が良さそうだと言われます。
家に戻りアオのお弁当を絶賛するハル。翌朝ハルは一生けん命にお弁当を作ってアオに渡します。ハルの作ったお弁当には人参の梅きんぴらが入っていました。食べながらちゃんとハルと話し合おうとアオは思うのでした。
家に戻ったアオはハルに自分が今まで気になっていたことをきちんと伝えて、それを聞いたハルは素直に謝ります。アオも自分がハルの食事に口出ししたことを謝るのでした。ハルはアオと交流できていることを感じます。
4話 『 お刺身を焼いたの 』のあらすじ
あらすじ
ハルがいつもお弁当を食べているベンチには他の人が座っていて、そこでは食べることが出来ません。ハルは違う場所を探してお弁当を食べ始めます。アオの作ってくれたお弁当には「鶏もも肉のジュッ」がメインで入っていました。そこへ学生課の葉村（七瀬公さん）がやって来ていろいろとハルに話しかけてきます。葉村のお弁当は祖母が作っていて、葉村はハルから隠すようにお弁当を食べるのでした。
そのことをハルから聞いたアオは葉村がお弁当を見られたくなかったのではと説明します。お弁当から自分の柔いところが透けて見られるような気がしたのかもと話すアオ。
ハルはアオが誰かとお昼を食べているのではと気付きます。アオはハルのお弁当を食べてみて、いつもとお弁当のオーラが違うような気がするのでした。後輩の梅里（SUMIRE）はアオのお弁当を同居人が作っていると聞いて、少し驚きます。自分の柔い部分はハルの存在だとアオは気付くのでした。
ハルが先日と同じ場所にランチに行くと、また葉村が来ています。お弁当を見せ合うハルと葉村。誰かの当たり前の日常が見えた時に幸せを感じるとハルは言います。
アオはハルと一緒に夕食を食べていて、ハルの作るお弁当が大好きだと話します。ハルは葉村のお弁当に入っていた刺身のソテーをアオのお弁当のメインに入れるのでした。
5話 『 鮭と大葉入りのだし巻き卵 』のあらすじ
あらすじ
アオはハルが自分と同居していることについて、ハルの両親がどう思っているかが気になる様子。ハルは「話しました。バッチリです。」と嘘をついてしまいます。
思い切って母親に電話をするハルは、アオの声を聞かれてしまいます。大慌てするハルの様子を見てアオは同居のことをハルが話していないことを見破ります。
アオは自分が少し特殊な状況だから、きちんと両親の了解を得ないといけないとハルを説得するのでした。
翌日のアオが作ったお弁当には「家に電話してね。」と海苔でメッセージが書かれています。「このことがきっかけで家に帰れなくなったらどうするの？」と言うアオの言葉にアオの家族のことが気になるハル。
ハルはバーの好美にアオの家族のことを少し尋ねてみます。好美は「本人に聞いてみれば？」とハルに告げて、昔の好美とアオの写真を見せるのでした。
好美はアオの姉の同級生だったのでした。ヤンキーの好美に懐いていたアオは少しずつ家族から浮いて行って、ついには身の置き所がなくなっていったと話します。あの頃は好美が自分の居場所だったと語るアオ。ハルはアオに明日家族に報告と了承を得ると約束するのでした。お弁当作りをリクエストされたハルは、ハルの家の出汁の効いた卵焼きを準備します。
鮭と大葉入りのだし巻き卵の入ったハルのお弁当にアオは幸せな気分を感じるのでした。
6話 『 ツナとピーマンのチーズ炒め 』のあらすじ
あらすじ
好美のバーで大好きなケーキを食べてご機嫌のハル。そこへハルの母親から電話がかかってきて、母親が突然アオとハルの家を訪問することに。ハルの電話に驚いた母親がハルを心配して様子を見に来たのでした。
アオの計らいでハルの母親はアオとハルの家に泊まることになります。「僕がこんなだからお母さんが心配するのは当然で…。」とハルに謝るアオ。
翌朝はハルの母親が朝ご飯の準備をしてくれています。ハルと母親の仲の良い様子にアオはホットするのでした。母親は東京見物も兼ねてもう1泊してくことになります。
ハルの母親はハルとアオのためにツナとピーマンのチーズ炒めの入ったお弁当を作るのでした。ハルもアオも母親のお弁当の美味しさに大感激します。
ハルは母にお弁当のお礼を言って「心配かけてごめんなさい。」と謝るのでした。
夜遅くに明日のお弁当の下ごしらえをしているアオの所へハルの母親がやって来ます。普通じゃない自分とハルが同居をして心配させてごめんなさいと謝るアオに母親は「これからもハルをよろしくお願いします。」と言うのでした。「アオさん、他人や世間の普通に打ち負かされないでね。」と言う母親の言葉にハルは涙ぐみます。
翌朝帰っていく母親に手作りのお弁当を手渡すアオ。「絶対また来てくださいね。」とアオとハルは母親に手を振ります。母親はアオのお弁当作りのセンスの良さに感動するのでした。
7話 『 豚薄切り肉のらっきょうソース 』のあらすじ
あらすじ
ハルはアオがお洒落にアクセサリーを身に着けているのを見て、アクセサリーに興味を持ち始めます。ハルはアオからアクセサリーの買い物に誘われますが、素直になれずに断ってしまうのでした。
翌朝ハルをイメージして作ったというお弁当を手渡すアオ。お弁当箱を開けてみると、可愛らしいキャラ弁になっていました。この弁当は可愛い、楽しい、美味しいが3拍子が揃っていると思うハル。
次の日ハルの作ったお弁当を開けたアオは「どうしたんだろう？ハルちゃん。」とつぶやくのでした。ハルのお弁当にいつもの彩りや可愛らしさが無かったのです。
ハルのことが気になったアオはバーの好美に相談に行きます。好美はハルとアオがお弁当の作り合いを続けていると聞いて、あるアドバイスをアオにします。
お米を買いに行くと言ってハルを買い物に誘い出し、可愛い洋品店に一緒に入るアオ。
ハルは自分と可愛いは相いれないと思い込んでいて、自分のことをキモイし、不細工だと言うのでした。アオは自分を卑下する気持ちはよくわかると話します。10代の頃のアオは自分を卑下して自信を失っていたのでした。アオはハルにアクセサリーの贈り合いっこを提案します。アオとハルが仲良く歩いているのを、アオの同僚の梅里は目撃します。
翌日のハルの作ったお弁当は豚薄切り肉のラッキョウソースがメインに入っていて、
僕こういうのが大好きとアオは思うのでした。
8話 『 ポーク卵おにぎり 』のあらすじ
あらすじ
好美のバーでケーキを食べていたハルは好美の1人娘の莉央を見てこんな近くにこんな天使がいたなんてと感激します。一方、梨央はハルが自分の大好きなアオと一緒に住んでいるのが不満です。梨央はハルに「あなたアオ君にふさわしくない。」とはっきり言い切るのでした。
「ハルちゃんダウン、起き上がれず。」のラインメッセージを好美からもらったアオはお店にすぐに出向きます。アオはハルと梨央を仲良くさせようと皆でアミューズメントパークに行くことを提案するのでした。アオは自分がお弁当を作ると言い出します。
ところがパークに行く前日に準夜勤の仕事が急遽入ってしまうアオ。仕事の帰りが午前1時半を回ってしまい、疲れ切ったアオは寝過ごしてしまうのでした。
アオが慌てて台所に行くと、ハルがおにぎりを準備していました。なんでも1人でやろうとするアオに「私もいるからね。分けっこしましょう。」とハルは伝えます。2人で協力してお弁当を作るのでした。
朝になるとひどく雨が降り出してしまい、パークに行くのは中止になってしまいます。好美の店でアオとハルの作ったお弁当を皆で食べることに。梨央も楽しくお弁当を食べていますが、大部分のお弁当をハルが作ったとアオから聞いて梨央の顔は一瞬曇ります。しかしハルの作ったポーク缶と玉子のおにぎりを食べた梨央は「美味しい。」と機嫌を直すのでした。
9話 『 セロリとおつまみいかのサラダ 』のあらすじ
あらすじ
お昼休みに大学の職員の女子達から恋愛話を振られ、恋愛にあまり興味のないハルはすっかり消耗してしまいます。家に戻ったハルはそのことをアオに話そうとしますが、アオは浮かない顔をしているのでした。ハルが事情を聞くと、姉の織江に新居に誘われたと話すアオ。姉の家が実家に近いので、アオは母親と遭遇するのではと心配していたのです。アオは自分の母親と会うとひどく消耗した気分になるので、会うのを恐れていました。これ以上話してもハルにはわからないとアオは話を打ち切ります。
アオの言葉にハルはひどくショックを受けてしまうのでした。
翌朝出かけようとするアオにお弁当を渡すハル。織江の新居に着いたアオは一緒にハルのお弁当を食べます。お弁当には鶏の照り焼きをとセロリとサキイカのサラダが入っているのでした。織江はアオとハルの関係を不思議な組み合わせなのになんか合うと例えます。織江はアオに自分の妊娠を報告し、アオが実家にいた時に厳しい母親からアオを守れなかったことを謝るのでした。アオの母はジェンダーレスなアオに対してきつい言葉を投げかけていたのです。アオは折に触れてアオを庇ってくれている織江のことをちゃんとわかっていて、織江が姉でいてくれて良かったと話します。そこへいきなり母親の綾子（野村真美さん）が訪ねて来るのでした。
10話 『 ひじきとピーマンのみそマヨ和え 』のあらすじ
あらすじ
綾子は妊娠している織江のためにベビー用品を買い込んで持って来ます。アオの着ている洋服を見て似合っているとは思えないと言う綾子。綾子はアオが女性と同居していると聞いて、喜んで次から次へと質問をしてきます。綾子はアオとハルが付き合っていると勝手に思い込んでいたのでした。綾子はハルがアオの彼女ではないと聞いてハルのことを変わった子だと言い出します。2人の同居が変だと綾子は言いますが、「僕とハルちゃんは毎日しっかり生きているから大丈夫だよ。」とアオは答えるのでした。
一方ハルは同僚に合コンに誘われて、戸惑いを隠せません。酔っぱらったハルはいつもの好美のバーに行って寝込んでしまうのでした。合コンにウンザリしたハルに好美は色恋はハルちゃんのアニメと一緒だよと言います。色恋に興味のない自分は変なのかなと思ってしまうハル。
アオは織江の家で夕食を作りがてら、ハルのお弁当を作るのでした。アオは家に帰る途中の道でハルに偶然出会います。ハルとアオは家でビールを飲みながらアオの作ったお弁当を食べるのでした。家でほっとして、お弁当でほっとして2倍お得ですよねと2人は笑い合います。
アオはハルに「ハルちゃんは変じゃないし、駄目じゃないから大丈夫。」と伝えハルも「アオさんも大丈夫なの。」と伝えます。
11話 『 ミニミニアメリカンドッグ 』のあらすじ
あらすじ
ミーティングで他校の人と交流したハルはひどく疲れ果てて、ベランダに1人座っています。そこへアオがやって来て偶然流れ星を見かける2人。アオは「お星様に癒されたい。」とつぶやくのでした。
翌日以降、アオの作るお弁当にはちゃんと切れていないピーマンが入っていたり、左右別々のピアスをはめていたりといつもと違うアオの行動が目につきます。通勤途中の綺麗なコスモスにも気づかないアオに異変を感じるハル。
アオはサツマイモご飯の入っているハルのお弁当を食べていて幸せを感じます。幸せを感じながらも「情けないな。僕…。」と心の中でつぶやくアオ。
ハルは好美にアオのことを相談したいと思いますが、今回は1人で何とかしようと決めます。アオのお星様に癒されたいという言葉を思い出し、あることを思いつくハル。
アオが仕事から帰って来ると、ハルがホームパーティーの準備をしていました。その後映画を見て盛り上がる2人。そろそろ寝ようと言うアオにハルは部屋の電気を消して室内で見られるプラネタリウムを見せます。
アオは実はこの前母親に言われた言葉が心に残り、元気が出せないでいたのでした。
翌日のアオのお弁当にはハルが食べたがっていたミニアメリカンドッグが入っています。アメリカンドッグを食べて元気が出たハルはアオに元気が出たとラインをして、アオも自分も元気が出たと返信するのでした。
12話 『 ハルとアオのお弁当箱
あらすじ
葉村とハルが一緒にご飯を食べているのを見かけた職場の同僚は、ハルと葉村がいい仲なのだと誤解します。一方、アオの後輩の梅里はアオとハルがかなり親しい間柄だと勘違いして落ち込むのでした。
ハルと葉村が好美のバーで飲んでいると、そこへアオがやって来ます。ハルはアオのことを優しくて暖かくてお母さんみたいな人と説明していました。初めてアオと出会った葉村は「アオさん、すごく素敵な人ですね。」と言うのでした。葉村とアオはすぐに親しくなり皆で盛り上がって飲み明かし、葉村はハル達の家に泊まります。
翌朝アオは葉村の分のお弁当も手作りし、3人は楽しく朝ご飯を食べるのでした。
ハルと葉村の仲を誤解する同僚にハルは「仲良しのニコニコ色です。」と答えます。
アオは梅里に「今日も彼女さんのお弁当ですか？」と聞かれて「ハルちゃんはお友達。」と答えるのでした。
アオが家に帰ると姉の織江が訪ねて来ます。アオが以前その子供の存在は皆の光になるねと話したことから、織江はその子の名前を「光」に決めたと言います。またアオに生まれてくる子供の味方になって欲しいと頼む織江。
そこへハルが帰って来て、織江の夫が作ったメンチカツを一緒に食べるのでした。
アオとハルは台所でお弁当を作りながら、一緒に楽しくいられたらいいんだなと思います。ハルとアオの同居生活はこれからも続いて行くのでした。
『ハルとアオのお弁当箱』の感想
60代 女性 の感想
《おススメ度：
》 のほほんハルちゃんとほんわかアオさんの温かい空間の同居生活にとても癒され自然と優しい気持ちになりました。一緒に暮らすことになっていく、二人のぎこちなさの中にも、ちょっぴり冒険っぽい雰囲気、微妙な表情面白かったです。料理上手なアオさんに気後れしながらも、少しづつ楽しみながら作っていくハルちゃんの生き生きとした笑顔とても良かったです。作る人の気持ちと頂く人の気持ちが通じ合うお弁当、空になったお弁当箱に嬉しそうな二人の表情幸せそうでした。アオ演じる井之脇海さんの優しい仕草、穏やかな言葉遣い、素敵なファッション、可愛いアクセサリーなど井之脇海さんの優しさにじむ演技見ごたえありました。アオとハルが作った弁当も、作ってみたくなるようなレシピ揃いで毎回参考になりました。
30代 男性 の感想
《おすすめ度：
》 見た目に気を使わないオタク女子のハルと、ジェンダーレスという聞き慣れない性格を持つアオが、互いにお弁当を作り合うというルールで同居を始める、不思議な物語。ほのぼのとした日常譚であり、男女であっても、恋愛には発展しない友人関係を続ける2人が、不思議な雰囲気を醸し出していましたね。特にアオ役の井之脇海の男性を感じさせないジェンダーレスの演技が凄いなと感じました。男と女がひとつ屋根の下で暮らせば恋心が芽生えるという常識が打ち砕かれてしまいますね。そして2人が作るお弁当についても、おかずが一つ一つとても丁寧に描写されていて、シンプルに美味しそうでした。こういった食欲を刺激されるドラマって、見ていて満足感がありますね。
30代 男性 の感想
《おすすめ度：
》 流行りの物事や着飾るという事には無関心なのに漫画にアニメにゲームと趣味にトコトン熱中してしまうオタク感の溢れるハルと性別がどうあれ好きな事を楽しんでしまうジェンダーレスの蒼の2人はどちらも世間の普通とは全く違い、極度に個性的である偶然の出会いからルームシェアに至る速さにはビックリさせられ、そこから始まる2人で作り合う事になる想いの込められたお弁当にそれぞれの心境が表れる展開が斬新でした。ハルは蒼が身に付けているオシャレな服装や可愛らしさ溢れるアクセサリーなどに本当は興味津々なのに質素が1番自身らしさとオタクだからと自分自身で縛り付けていたという生きにくい状況を自ら作り出すという人間の弱さを、同居人の蒼が指摘して徐々に変わっていくストーリーが素敵で、物語の至る所に蒼の人を優しく見守り寄り添う気持ちには人間として完璧だと感じていた所にジェンダーレスとして悩みを抱え生きていて、1番の苦しみが蒼の気持ちが全く理解できない実の母親という部分が現実的で、趣味趣向が強すぎるハルのコミカルな内容が多いものの、個性という多種多様性がある一方で悩みも多種多様であると描いていた所が素晴らしく、ハルは全く気付いていないながら蒼との出会いとお弁当作りを始めた事で、同じ職場の葉村とお弁当を一緒に食べたり、地味なハルとは正反対なリア充女子の聡子や茜と交流が広がりつつも考え方は同調させるのではなく、自身の思いを確かに持っている確りとした気持ちを持ち始めた成長を感じさせる演出も素敵で、2人のお弁当の個性的で美味しそうな事と人の思いも多様である世界観を示してくれた最高な優しさに包まれた作品で多くの人にも見て貰いたいと思います。
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この記事の情報は、2021年8月現在のものです。
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