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ある日、病院で勤務していた医者が謎の転落死を遂げます。
死亡した医者は消化器内科医の赤羽栄光（中尾明慶）でした。
第一発見者は看護師の水野麻里（松井玲奈）で、赤羽の声を聞き現場に駆け付けます。
彼は自殺ではなく、何者かに突き落とされたようです。
今回の事件を担当することになった警視庁捜査一課・警部の江藤礼二（佐々木蔵之介）は、病院の関係者から事情を聴こうとします。

通報者の警備員・石井太（木下ほうか）は、赤羽の声を聞き現場に駆け付けたことを話します。
すると、近くにいた獅子雄が「嘘つけ」と叫びました。
彼は石井と水野の話を聞き、矛盾していることがあると気付いたのです。
しかし、周囲の人達は彼の予想外の行動に驚きを隠せません。
獅子雄は精神科医の若宮潤一（岩田剛典）の姿が目に入ります。
若宮は不審な動きをしていて、獅子雄がマークし始めます。
彼は何か隠しているようで、事件に関係しているようです。
事件を解決しようとする獅子雄は、自分の能力を発揮して真相に迫っていきます。

翌日、獅子雄は実験を行っていました。
実験の音で目を覚ました若宮は、同居を後悔します。
すると獅子雄の携帯が鳴りました。
電話の相手は、警視庁捜査一課の江藤礼二（佐々木蔵之介）でした。
江藤は新宿駅で起きた事故について話し始めます。
この事故では、女性が列車に轢かれて亡くなりました。
話を聞いた獅子雄は興味を示しません。
そこで、江藤が獅子雄を言葉巧みに連れ出そうとします。

獅子雄は遺体安置室で遺体に対面しました。
彼の隣には若宮もいましたが、強引に連れてこられたのです。
その場に居た江藤は、若宮に獅子雄とコンビを組むのか問います。
若宮は獅子雄とコンビを組むことに否定的でした。

獅子雄は遺体を勝手に調べ始めます。
捜査一課の小暮クミコ（山田真歩）が止めに入ります。
しかし、彼は手を止めずに調べ続けました。
獅子雄は矛盾点に気付きます。
そして、遺体の身元について詳しく調査していくのです。

渋谷の空き家では、5年前に巨額の地面師詐欺がありました。
詐欺事件後、被害に遭った建設会社の社長は自殺していました。
獅子雄は遺体があった場所を調べ始めます。
彼は遺体の手が合ったところに3本の木の枝があることに気付くのです。
江藤は3本の枝が壁にあるリースのものだと主張します。
しかし、獅子雄は枝の断面を見て、新しいものだと確信しました。

獅子雄達は遺体安置所に移動して、科捜研職員から検死報告を聞きました。
すると、捜査一課の小暮クミコ（山田真歩）が現れます。
彼女は死体の身元が判明したことを伝えに来たのです。
死体は5年前に地面師詐欺犯人グループの1人でした。

メインイベントを迎えて、世界チャンピオンの梶山裕太（矢野聖人）が登場する場になりました。
彼は初防衛戦で場内が盛り上がっていました。
リングアナウンサーが梶山の名前を呼びます。
しかし、梶山は現れず場内が異様な雰囲気になったのです。
観客は梶山が登場しないことに落ち着きません。
すると、リングアナウンサーは梶山が急病になり、試合中止になったことを伝えます。
獅子雄は梶山の選手控室に向かいます。
彼は梶山の急病が嘘だと気付いていたのです。
そして、ボクシングジム会長の石橋卓也（金子ノブアキ）に本人を出すように迫ります。

2人が揉めていると、捜査一課の江藤礼二（佐々木蔵之介）が現れます。
江藤は梶山の行方を探していたのです。
実は近くの場所で男性の遺体が発見されて、梶山に疑いがかかっていました。
梶山は殺人事件の重要参考人になってしまいます。
獅子雄は控室に入り、室内を調べ始めました。

江藤と小暮クミコ（山田真歩）は、部屋の持ち主である町田卓夫（永井大）に話を聞こうとします。
町田は「知らない」と言い張ります。
そして、彼は警察から解放されました。
実は政治家の息子だったため、上層部から指示があったのです。
江藤は怒りを露わにして、獅子雄と若宮に協力を求めます。
2人は部屋から消えた死体の行方を追います。
部屋を調査していると、現場に残されたシャツが目に入りました。
そのシャツは町田に同僚である乾貴之（葉山奨之）のイニシャルがあったのです。

獅子雄は若宮と江藤とともに綾香の家に向かいます。
綾香の母親である美樹（霧島れいか）は、娘を必死で守ろうとします。
一方、父親の一也（二階堂智）は冷静に対応しました。
獅子雄は綾香に前世の記憶を持つ人間について、話始めます。
彼女は彼の話を聞き、徐々に心を開いていくのです。
そして、獅子雄は彼女の部屋で落ち着いて、話をします。
彼は綾香が不眠症であることに気付きます。
以前、彼女は塾帰りに男性から襲われそうになったことがありました。
そのことから、不眠症になったのです。

その時、羽佐間虎夫（山城琉飛）という少年がやってきました。
彼は獅子雄へ依頼に来ましたが、対応してもらえません。
若宮が獅子雄に代わって、依頼内容を聞きます。
虎夫の依頼は祖父である寅二郎（伊武雅刀）の行方を探して欲しいとのことでした。
彼は河川敷で、寅二郎が持っていた袋を見つけていました。
話を聞いた若宮は彼の話を信じません。
すると虎夫は本物の獅子雄を出すように迫ってきました。
そこに獅子雄は現れて、寅二郎の袋を確認します。
獅子雄は寅二郎が危険人物ではないかと考えます。
そして、虎夫に発見場所に案内するように伝えました。

獅子雄達は袋を発見した場所に到着します。
現場には3人分お足跡が残っていました。
しかし、途中で2人分の足跡しか残っていなかったのです。
獅子雄は寅二郎が2人組に車で連れ去られたと考えます。
ただ、近くにいたホームレスからは意外な言葉を聞きます。
ホームレスたちは寅二郎が襲われた場所で、不審車を見なかったことを口にしました。

江藤はライオンのことを「獅子」と言って、獅子雄に協力を求めます。
写真の裏には暗号らしき文字が書かれていました。
そのことを知った彼は、事件に興味を示し始めます。
そして、獅子雄は事件を解決するために調査を始めます。

遺体は経産省の柴田雅樹（久保田悠来）とテーラーに勤務する三崎雄一（佐伯大地）でした。
現場にやってきた獅子雄達は、事件の真相を追います。
すると獅子雄は現場に残されていた写真と文面を読み解きます。
その後、あるビジネススクールに向かい、校長の安蘭世津子（長谷川京子）に会おうとします。
彼女に話を聞こうとしますが、意外な展開が待っていました。

若宮・江藤・小暮の3人は、有名なイタリアンレストランに到着します。
志々雄は少し遅れて、レストランにやってきました。
彼はソムリエの加藤茂（田邊和也）に案内されます。
江藤は獅子雄に安いコースを選ぶように促します。
しかし、彼はアラカルトを頼みます。
加藤は獅子雄に看板料理が用意できないことを告げられました。

すると、加藤は個室のお客の高津みずえ（遊井亮子）に呼ばれます。
個室には、料理評論家の大石万作（升毅）とカメラマンがいたのです。
彼女は、お店に取材に来ていました。
看板料理が出ないことに不満を抱く高津。
さらに、シェフが不在なのかと問います。

獅子雄は若宮・江藤・小暮クミコ（山田真歩）と、ある高校に向かいます。
この高校は、鵜飼の息子・椋介（浦上晟周）が通っているところでした。
4人は高校の寮に到着すると、鵜飼の秘書である津崎洋平（松島庄汰）が現れます。
獅子雄達は津崎に案内されて、椋介の部屋に入りました。
部屋の中には、椋介と同じ部活に所属している竹内（佐久間悠）がいました。
彼は椋介が23時頃までいたことを証言します。
しかし、その後の彼の行動について、知りませんでした。
江藤と若宮は、「椋介が犯人と知り合い」と「自分で出て行った」と推測します。
獅子雄は裏口を確認していて、独自の見解を持っていました。

すると、ベイカーハイツの管理人の波藤園美（かたせ梨乃）が現れます。
彼女は家賃を取りたてに来たのです。
園美は獅子雄を見て、二人の関係性を尋ねました。
獅子雄は友人だと答えて、その場を切り抜けます。
若宮が数日中に家賃を支払うことを約束しました。
彼は獅子雄から友人と言われたことを喜びます。

その時、テレビで新たなニュースが流れます。
拘置所から脱走した事件の続報でした。
脱走したメンバー全員の名前が公表されました。
メンバーの中には「守谷」の名前があり、獅子雄の表情が険しくなります。
守谷壬三（大西信満）は獅子雄の宿敵でした。
一方、江藤礼二（佐々木蔵之介）は刑事部長とともに副総監（篠井英介）の元に向かいます。
副総監は2人にあるミッションを与えました。
江藤は獅子雄に隠していることがあったのです。
今回の出来事で獅子雄と江藤の間に溝が生じます。

その女性は、フリージャーナリストの門司かれん（木夏晴夏）でした。
彼女は、獅子雄の功績について話を聞かせて欲しいと言ってきます。
若宮は獅子雄が亡くなったと認めていませんでした。
すると、門司は獅子雄に関わった人を調べることを勧めました。
若宮は、門司とともに今回の出来事の手掛かりを見つけ出そうとします。

2人は獅子雄について調べ始めました。
若宮は獅子雄がどのような男なのか、知ることになるのです。
さらに門司は何者なのか、明らかになっていきます。
今まで謎に包まれていたものが次々と明らかになります。