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南さやか(中村アン)はオリビアラボというデザイン会社で働いてます。
2017年12月26日、20～30代向けに時計の広告を作ることになりました。社長の泉智子(ふせえり)から時計に関係するストーリーを自分たちの恋愛観でまとめるように言われました。さやかは真面目で地味で恋愛経験もないため、友達の宇野友美(佐津川愛美)に助けを求めます。

さやかは15年間、鷺沢亮介(大谷亮平)に片思いしていました。さやかは亮介と居酒屋に来て、最近彼女とうまくいってないと知り、まだチャンスはあると考えます。明後日の誕生日に亮介と一緒に出かけることになり、告白を決心しました。しかし、さやかが目を覚ますと、そこは見知らぬ男・町田翔平(古川雄輝)の家でした。

さやかは今まできっちりまとめていた髪が巻き髪になり、地味だった姿は女子力の高い服装に変わっていて、見覚えのない自分のインスタグラムには、今までのさやかには考えられないほど充実している写真が投稿されていました。今日の日付が2018年4月5日と知り、知らぬ間に3ヶ月経っていることに気がつきます。

病院に行ってみますが、一時的な記憶障害と診断されました。恋愛経験がなかったさやかは記憶のない3ヶ月の間に、町田翔平と付き合って同棲までしていましたが、すでに別れているため、翔平の家も出て行かなければならなかったのでした。

さやかは翔平の家に住むことになります。

ある日、さやかと一緒にホテルへ行ったという藤崎隼人(市川知宏)が現れます。
記憶がない、さやかは混乱しました。
動揺が治まらないさやかは、宇野友美（佐津川愛美）のもとに確かめに行きます。友美にはあんたの相手は町田君だけって聞いてたけど……と言われます。

会社に戻ると、菅野太一郎(小松利昌)からレジーナ化粧品のコンペが残ったことを知らされ、泉智子はさやかにチーフデザイナーをやってもらうと言いました。

さやかはアシスタントの経験しかないので断ろうとしましたが、翔平の力を借りてチャレンジすることになりました。さやかは亮介に結婚おめでとうと告げましたが、亮介は彼女にプロポーズを断られていました。3ヶ月間の記憶を一時的に失っていることを打ち明けると、昇進祝いも兼ねて誕生日をもう一度祝ってもらえることになります。

広告のイラストを依頼した青山瑞希(片瀬那奈)は亮介の彼女で、仕事上でも付き合いがある亮介と瑞希に、さやかは嫉妬してしまいます。亮介に翔平と同棲していることも知られ、出ていこうと決心しますが、さやかはどうして翔平を好きになったのか知りたいと考えるようになります。また隼人は翔平のことが好きで、さやかとの関係を壊そうとしていたことを知りました。

レジーナ化粧品での最終プレゼンに向けて、翔平は完璧に準備を進めていましたが、相手は亮介でした。
さやかは友美と隼人に、もう一度誕生日を祝ってくれるなら告白のチャンスだと励まされます。プレゼンの日に電車が止まり、翔平が遅れることになりますが、さやかは、なんとかプレゼンを成功させました。
そして誕生日祝いの日、オシャレをして亮介に会いに行きましたが、連れてきてくれたお店はラーメン屋で、亮介はオシャレも同棲している翔平のためにしたものだと勘違いしていました。
連れてきてくれたラーメン屋は広島にいるころによく食べていたラーメン屋で、東京でも店を出していることを知り、さやかを驚かそうと貸し切りにしていたのです。
さやかは今の家族みたいな関係を壊したくないと告白せずに帰り、翔平に勇気がないだけだと言われ、さやかは亮介のもとへ駆けつけました。

勇気を出して告白すると、2度目の告白ありがとうと言われます。記憶を失う前に告白したときは、妹みたいだからという理由で断られていました。2度目の告白は、彼女とやり直したいからという理由で断られます。
亮介はさやかに、味方だから頼ってほしいと伝えました。さやかが泣いて帰っていると翔平に励まされます。翌朝、さやかが急に現れた小笠原杏子(大政絢）見とれていると、杏子は、怒りの表情でさやかに近づいてきて、さやかにビンタしました。

小笠原杏子は人気モデルでした。さやかはビンタされる心当たりもなく、戸惑いました。
そして、レジーナ化粧品のプレゼン結果が出て選ばれたのは亮介でしたが、さやかはWebで展開する部分を任されました。
広告のイメージモデルに選ばれたのは杏子で、撮影初日、準備万端で向かうさやかだが、撮影が始まると杏子にこき使われます。杏子が衣装を気に入らなかったため、その日の撮影はできませんでした。
さやかは杏子が、なぜそんな態度を取るのか理解できず、友美と隼人に相談しました。杏子が翔平の元彼女だと知ります。

次の撮影で、さぢゃかは杏子にポーズの指示が上手くでず、さやかは担当を外されました。さやかは記憶を失った3ヶ月の間に杏子を怒らせるようなことをしたかもしれないと悩みますが翔平にに励まされます。

次の日、スタジオに行ったさやかは謝り、新しい杏子をイメージした撮影プランを提案しました。

さやかは撮影に参加できることになります。撮影終了後に杏子に謝り、3ヶ月間の記憶を失ったことを打ち明けました。また、さやかは翔平にキスされて告白されたことから2人の関係が始まったことを思い出しました。杏子は翔平に会ってよりを戻そうと伝えます。さやかは2人がキスしている場面を見ていました。

さやかはジュエリー会社のデザインの仕事を進めていました。
記憶を失った3ヶ月の間にSNSに投稿していた、まさか私がこっちサイドに立てる日がくるなんてという書き込みを気にしていました。それは翔平に「好きだ」とキスをされたバレンタインから3日後（2月17日）の書き込みだったからです。
翔平に聞くと仕事のことを考えるようにと怒られたので、友美と隼人に相談すると、その日は翔平との初デートだったことが判明します。

さやかは失った記憶を取り戻し、翔平の家から早く出ていこうとしていました。さやかは翔平から一緒に出かけようと言われて浮かれていましたが、待ち合わせ場所には翔平だけでなく杏子もいました。杏子は、さやかがどうしても思い出せない2月17日を再現しデートすると言います。翔平は仕事があり、途中で帰りました。杏子は翔平と別れた理由を語ります。

杏子は事務所に、モデルとして活躍したければ恋人と別れろと言われていて、そのことを知った翔平が先に別れを切り出したのです。さやかは初デートの日、翔平と一緒に写真を撮ったことを思い出しました。長年恋人がいなかったため、カップルに写真を撮ってほしいと頼まれる立場だった、さやかはこの時、「まさか私がこっちサイドに立てる日がくるなんて」と考えたのです。

さやかは翔平元を去らなければならないから、記憶を取り戻すのが怖くなっていました。その様子を知った友美は、翔平のことを好きなんじゃないかと伝えます。

次の日、会社でさやかが亮介と打合せをしていると、町田がさやかの母・恵子（榊原郁恵）を連れて現れた。その朝、恵子が町田とさやかの家を訪れると、さやかは出社していたので、町田が連れてきてくれたのでした。さやかは母に心配をかけないよう記憶を失ったこと、翔平と別れたことを伝えていなかったため、恋人のフリをすることになります。

次の日、チャペルでウェディングドレスを着た杏子の撮影があり、翔平が新郎役をつとめることになります。杏子は別れたのは自分のためで、本当は好きだったのかと聞き、翔平は好きだったと答えました。2人の会話を聞いたさやかは落ち込みその場を立ち去ります。撮影が終わり、みんなで食事することになります。

さやかの母親が翔平に、娘のことをどう思っているのかと聞きます。
それに耐えかねてさやかは心配をかけたくなくて恋人のフリをしていたことや、記憶を失ったことを打ち明けました。さやかは母親を追いかけて、謝りました。母親はどうしていいか分からないと言ったさやかに、家に帰って翔平を見たときの気持ちを大切にしなさいと言います。

さやかは翔平に好きだと伝えました。しかし、翔平はさやかがそういう気持ちなら、もう一緒には住めないと言いました。

さやかは翔平に早く家から出ていってほしいと突き放されました。
一方、亮介は恋人の瑞希に結婚のことを考え直そうと言われます。

さやかは、どこで間違えてたのか友美と隼人に相談しました。フラれた理由を思い出せばいいとアドバイスされたさやかは家に戻ると、家の前には杏子がいました。

さやかは杏子に、翔平に告白したことを正直に話しました。記憶を取り戻して翔平とやり直したいという本当の気持ちを打ち明けます。さやかは亮介に、翔平とやり直すためにフラれた理由を思い出そうと頑張っていることを話します。亮介は頑張りすぎないようにと伝えました。

亮介は翔平に別れた理由を聞きます。翔平は亮介には関係ないと言いました。さやかは家に戻り、ペアで買ったマグカップを眺めて付き合い始めのころに、このマグカップでコーヒーを飲む時は、本音で向き合って話そうと翔平と約束したことを思い出していました。さやかがきちんと話がしたいと伝えたものの、翔平はマグカップを割ってしまいます。

さやかは同じマグカップを買おうと考え、泣きながら探し回っていました。その様子を見ていた瑞希は亮介に、さやかが泣いていたことを伝えます。亮介はさやかのもとへ行き、抱きしめました。そのとき、亮介に抱きしめられてキスされそうになった場面を思い出します。

さやかは翔平と別れた原因は亮介のことが忘れられなかったからだと考えました。
翔平は亮介のところへ戻れと言い、さやかを突き放します。

さやかは自分が亮介への気持ちを整理できないまま、翔平と付き合っていたのかもしれないと考えました。さやかは翔平に気持ちが傾いていました。亮介はさやかに好きになったと伝えます。

さやかは驚いてその場を去り、新たな仕事に取りかかりました。亮介は、たくさんの仕事を引き受けるさやかを心配して止めました。翔平はさやかの負担にならないようにサポートすると言いました。亮介は告白して困らせたことを謝ります。さやかは翔平と亮介のどちらが本当に好きな相手なのか混乱していました。亮介は自分のところへ来てほしいと伝えました。

さやかは貧血で倒れ亮介が翔平の家まで運んだ。そこに翔平が戻ってくると口論になり、翔平は仕事の電話を受けて部屋を出ていった

亮介は目を覚ましたさやかに以前、キスしようとしたのは事実だと伝えます。亮介は翔平のことが好きという理由で断わられ、自分のことが原因で別れたわけではないと打ち明けました。さやかは翔平に、記憶を失う前もちゃんと好きだったと伝えました。しかし、翔平はさやかが記憶を失くしたのは亮介とやり直すためだと言いました。

さやかは完全に以前の地味な格好に戻して出社していました。
さやかは友美に、翔平とは終わってしまったことを伝えます。早く全部忘れてしまいたいと弱音を吐きました。仕事の都合で泊まりがけの取材をすることになった、さやかと亮介は広島へと向かいます。杏子は翔平と旅行に行くことにしました。

翔平はロンドンの新しい会社にスカウトされ、社長と面談することになります。

さやかは亮介に昔から鈍感だったと話します。亮介はまた自分のことを好きになってほしいと言い、待っていると伝えました。

翔平はさやかに内緒でロンドンに行くつもりでした。さやかは記憶を失う前、翔平の誕生日を公園でお祝いすると約束していました。翔平はさやかに明日帰ってくるのか聞きます。

さやかは、その約束を覚えていなかったため、翔平の家も出ていくと言ってしまいました。6月3日、さやかは翔平の誕生日だったことを思い出します。なんでもないフリをするさやかを見た亮介は、翔平のことは考えないでほしいと言います。亮介は今の気持ちのままではダメだと決心したさやかを見送り、ダメなときは戻ってきていいと伝えました。

一方、翔平はロンドンの会社の社長と会っていました。さやかは公園で待っているとメールします。そのメールを見た杏子は翔平が気づく前に削除してしまいます。翔平はロンドン行きが決定しました。

さやかが記憶を失う前に約束した公園で待っていても、翔平は来ませんでした。落ち込んでいるさやかを亮介がなぐさめ、さやかは翔平の家を出る決心をします。
翔平はロンドンに行くため、準備を進めています。

翔平はさやかが記憶を失う前はロンドンに行くかどうか迷っていて何も聞いていない、さやかは浮気を疑っていました。翔平はさやかに、亮介のところへ行けばいいと冷たく言い放っていました。
隼人はちゃんと決めて話すつもりだったのではないかと、さやかに伝えました。
さやかは翔平がロンドンに行くことを知っていたことや、誰かに翔平と別れることを話した記憶が蘇ります。

亮介は翔平に、さやかとやり直すつもりじゃなかったのではと聞き、翔平は、さやかが記憶を失ったとき、まだ取り戻せるかもしれないと考えました。しかし、亮介との時間は消えないのが分かったと言い、亮介は、その程度の思いなら、さやかは渡さないと言いました。
さやかは翔平のロンドン行きについて話した相手が杏子だと思い出しました。
さやかは杏子にロンドンに行かせてあげてほしいと言われ、別れる道を選んだのです。
一方、杏子は記憶を失う前のさやかに対して翔平をロンドンに行かせるために別れてほしいと頼んだことを打ち明け、2人の関係はまだ終わってないと伝えます。

さやかは失った記憶を全て思い出していました。

翔平がロンドンへ行く日、さやかは彼の邪魔にはなりたくないと考えていました。亮介は本当にそれでいいのかと聞きます。さやかは空港へ行き、翔平を好きな気持ちをもう忘れたくないと伝え、翔平は「ずっと好きだった」と言いました。二人は思いを素直に打ち明け、未来へと歩みだしました。