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そこで同じく独身の友人・水野祥子(渡辺真起子）と荒木啓子（森口博子）に、鎌倉の古民家で一緒に住もうと声を掛けます。

早速鎌倉へ行き古民家を探し始めますが、友人2人に断られてしまいます。

落ち込んだ千明を癒したのは、古民家を改装したカフェの店員・長倉真平（坂口憲二）でした。

千明だけでも、隣の古民家に引っ越してくればいいと言ってくれたのです。

その後、鎌倉の海に見ていた千明は、観光推進課・長倉和平（中井貴一）と出会います。

さりげなく失礼な言葉を連発する和平に、千明はイライラが止まりません。

その後、千明は鎌倉の古民家に一人で引っ越してきました。

真平のカフェに顔を出し、引っ越しの挨拶をする千明。

しかし、そこには感じが悪かった和平がいました。

真平は４人兄弟で、和平は長男だったのです。

50歳の和平は妻と死別しており、11歳になる娘のえりな（白本彩奈さん）も暮らしていました。

長女・水谷典子（飯島直子）は結婚していますが、家族と上手くいかず実家に入り浸っていました。

真平には双子の兄弟・長倉万理子（内田有紀）もいて、個性的な兄弟に戸惑う千明。

家に戻った千明は、ネズミがいることに気付きパニックを起こします。

すぐに駆け付けた真平は、今日は一緒に寝てあげると声を掛けました。

年下のイケメン男性に、バカにされた気分になったのです。

そこで友人の荒木啓子（森口博子）と水野祥子（渡辺真起子）に、真平との出来事を相談します。

なぜ断ったのか問い詰められた千明は、次第に後悔の気持ちが強まりました。

その後、真平は何事もなかったかのように千明を朝食に招待します。

千明は真平の性格が掴めずにいました。

朝食の席でも、長倉和平（中井貴一）の嫌味な口ぶりは変わりません。

そんな和平にも、お見合いの話しが持ち掛けられていました。

真平の兄弟に振り回され、千明は仕事のペースが乱れ始めます。

その後、ストレス発散のため買い物に明け暮れました。

次の瞬間、出会い系サイトに登録している複数の男性に声を掛けられました。

人違いであると説明する千明ですが、勝手に出会い系サイトに登録されていることが判明します。

一体誰が犯人なのか気になっている千明。

その様子をコッソリ見ていた長倉万理子（内田有紀）は、一人動揺していました。

夜になり、千明は再び真平と2人きりになります。

こないだの誘いを断ったことを後悔していた千明は、自ら切り出し…。

翌朝、真平と仲が深まった千明は、一緒にカフェで朝食を取ることにします。

昨日から動揺している長倉万理子（内田有紀）は、まだ部屋に引きこもっていました。

そこに怒鳴り込みながら、水谷典子（飯島直子）が旦那・水谷広行（浅野和之）を連れてやってきます。

典子は万理子を部屋から引っ張ってきました。

逃げ切れないと感じた万理子は、出会い系サイトに登録した千明の写真を見せます。

そして、男性が何人千明に会いに来るのか実験したかったと説明を始めたのです。

怒鳴られると覚悟した万理子ですが、千明は面白いと笑ってくれました。

しかし、千明に会いに行った一人が広行だったこともあり、典子は怒りが収まりません。

次は、千明と典子の激しい言い争いが始まってしまいました。

翌日、大橋秀子（美保純）とお見合いが決まったはずの長倉和平（中井貴一）は、気分が沈んでいました。

秀子の娘であり、部下・大橋知美（佐津川愛美）もお見合いに立候補してきたのです。

真面目な和平は気が進まず、親子両方のお見合いを断ることにしました。

しかし、秀子と偶然鉢合わせした和平は、再婚の意思はないことを知ります。

吹っ切れた和平は、秀子と一緒にご飯を食べに行きました。

その頃、千明は電車で家に帰っていると、他の女性と仲良さそうに歩く真平を目撃していました。

そして、電車から目撃した女性は、同級生の畑中みどり（吉田羊）であると教えてもらいました。

その頃、長倉和平（中井貴一）は大橋秀子（美保純）とご飯を食べにカフェに来ていました。

しかし、千明と万理子が同じカフェにいたため、気まずい雰囲気が流れます。

次の瞬間、真平もみどりと一緒に同じカフェへやってきました。

いつも通りに話しかけてくる真平に対し、千明も笑顔で対応しました。

その様子を見ていた万理子は、千明のことを応援しようと決めます。

夜になり、千明は再び真平と2人きりになります。

浮気を追求してこない千明を真平は優しく抱きしめました。

翌日、大橋秀子（美保純）と会ったことを知った大橋知美（佐津川愛美）は和平に怒っていました。

自分ではなく、なぜ母親を選んだのかと…。

まだ若い知美の相手は自分ではないと断る和平でしたが、なぜか余計に好かれてしまいます。

秀子とデートの約束もあるため、親子の三角関係に悩まされていました。

その頃、水谷典子（飯島直子）は水谷広行（浅野和之）に、もう愛していないと告げられます。

家を出た典子は、しばらく千明の家に居候させてもらうことになりました。

真平は自分の気持ちは、誰にも分からないと思っていたのです。

水谷典子（飯島直子）が居候を始め、ペースを崩される吉野千明（小泉今日子）。

吹っ切れた典子は、長倉万理子（内田有紀）に出会い系サイトのやり方を教わります。

畑中みどり（吉田羊）は、真平に元気がないことを察します。

真平は人のことを幸せにしますが、自分自身が幸せではなさそうだと指摘しました。

和平と千明は、今日も目が合うたびに口論を始めます。

しかし、真平の話しをする時の千明は、顔が優しくなる和平が笑いました。

2人の楽しそうな様子を真平が後ろから見ていました。

翌日、千明は友人と一緒に『みんなの鎌倉遠足』に参加することに決まります。

千明は、和平の職場が企画したツアーだと知らなかったのです。

順調にツアーが始まりましたが、トラブルが発生し急遽真平のカフェを訪れることになります。

千明と和平も真平の手伝いをすることになりました。

ひと段落した真平は、改めて和平に謝り、定期健診をちゃんと考えると伝えます。

そして、和平は千明と真平がお似合いだと微笑みました。

しかし、ちゃんと恋愛をしてこなかった真平は戸惑っていました。

何でも言い合える和平と千明の方が、仲が良いと思い始めていたのです。

典子は長倉万理子（内田有紀）にも近くの席に座ってもらうことにしました。

しかし、相手の母親が同じ45歳だと知り、大きなショックを受けました。

その頃、吉野千明（小泉今日子）と長倉和平（中井貴一）は、仕事帰りで鉢合わせ一緒に歩いていました。

大声で笑い合う2人を偶然見かけた長倉真平（坂口憲二）。

そして、初めて嫉妬している自分に気付いたのです。

思わず頭にきたと和平に伝える真平。

そして、きちんと千明と付き合いたいと思い始めました。

そこで、ケジメのため畑中みどり（吉田羊）にも別れを告げます。

最後の頼みだと言って、みどりは思い出の地巡りの旅行に付き合って欲しいと言いました。

真平は旅行から帰ってきたら、ちゃんと自分と付き合って欲しいと千明に告げます。

驚く千明でしたが、すぐに告白を受けました。

しかし、他の女性と旅行に行くのに、嫉妬しない自分に気付いていました。

千明は和平にも、真平と付き合ったことを報告します。

和平は真平が病気であることも打ち明けていると思っていました。

何も聞かされていない千明は、和平を問いただします。

その頃、出会い系にハマっている典子は、再びイケメン男性とカフェで会っていました。

その様子を偶然旦那・水谷広行（浅野和之）が目撃してしまいました。

仕方なく長倉和平（中井貴一）は、真平が11歳の頃に脳腫瘍が見つかったことを教えます。

真平には再発の危険性があり、人生に限りがあると思って生きていることも…。

『だから天使なんだ…』

千明は真平の生き方を理解し、全てを受け入れる覚悟ができました。

そして、旅行から帰ってきた真平と千明は、全ての事情を知った上で付き合うことにしました。

その頃、水谷典子（飯島直子）はホテルのレストランで待ち合わせしていました。

再びイケメン男性と会えることが決まり、典子は浮かれています。

しかし、なぜかイケメン男性の横に父親の姿がありました。

最初は笑顔で話す父親でしたが、息子が席を外した隙に態度が一変します。

年齢が離れすぎているため、息子から手を引いて欲しいと…。

その後、父親は典子をホテルの部屋に誘ってきました。

バカにされたと感じた典子は、怒って帰ってしまいました。

千明の家に帰り、悔しいと泣く典子。

しかし、千明は笑い話にするようにアドバイスします。

『そうしないと、心に傷が残るでしょ？』

典子は千明のおかげで、再び笑顔を取り戻しました。

翌日、千明はカジュアルな服装で、真平とのデートに向かいました。

自分に合わせた服装をしてくれた千明を見て、人目を気にせず真平は抱きしめました。

吉野千明（小泉今日子）の顔を見るたび、嬉しさがこみ上げます。

その頃、長倉和平（中井貴一）と大橋知美（佐津川愛美）もデートの真っ最中でした。

しかし、店員に和平を父親と勘違いされ、知美は落ち込んでしまいます。

和平は全く気にしておらず、落ち込む知美を励ましました。

知美はどんどん和平に惹かれていき、不意打ちに頬にキスをしました。

一方の長倉万理子（内田有紀）は、千明の夢を見て自分の気持ちに気付きます。

千明のことが好きなのだと…。

万理子は自分の気持ちに動揺し、家の中でも挙動不審になります。

そして、千明とまともに目を合わすことができず、避けてしまいました。

事情を知らない真平や千明は、万理子の様子に首を傾げます。

その夜、大橋秀子（美保純）と知美がカフェにやってきました。

和平が動揺していると、千明もカフェに顔を出します。

相変わらず和平と千明が口論していると、秀子と知美は複雑な顔をしました。

しかし、千明は和平がタイプではないと断言し、真平も自分の彼女だと説明します。

翌朝、千明は二日酔いでカフェで寝ていました。

そして、傍にきた万理子に寝ぼけてキスをしてしまいます。

その様子を真平が目撃していました。

身に覚えのない和平でしたが、土下座して千明に謝ります。

翌日、長倉万理子（内田有紀）は、千明への恋心を長倉真平（坂口憲二）に打ち明けます。

『じゃあ一緒じゃん！』

真平と万理子は、どこまでも双子だったのです。

その後、千明から万理子に電話がかかってきました。

千明の職場でアルバイトをして欲しいとお願いされたのです。

意外な才能を発揮し、千明に褒められた万理子は上機嫌で帰宅します。

その様子に微笑む和平と真平でした。

翌日、和平は大橋知美（佐津川愛美）から、昨日は飲み過ぎだったと注意を受けます。

素直に話しを聞く和平を見て、拍子抜けする知美。

本当は千明と和平のように、何でも言い合える関係になりたかったのです。

その後、落ち込んでいる知美を見つけ、真平が声を掛けます。

ナンパだと勘違いした知美は真平に嫌悪感を抱き、激しい口論へ発展していきました。

その頃、万理子は千明とキスしたのは自分だと打ち明けます。

そして、千明に恋していることも…。

『ありがとう万理子ちゃん！』

千明はすぐに万理子の気持ちを受け止めてくれました。

その様子を見ていた和平は、千明の懐の大きさに感動します。

お酒も進み、目が合った千明と和平はキスをしていました。

翌朝、キスを確認する千明に、和平は動揺していました。

偶然目撃していた水谷典子（飯島直子）は、皆の前でキスの話しをしてしまいます。

長倉真平（坂口憲二）は大きなショックを受けました。

千明は、和平が亡くなった妻と勘違いしてキスをしてきたとフォローします。

翌日、真平は定期健診を訪れ、異常がないことにホッとしていました。

その頃、和平は大橋秀子（美保純）に呼び出されていました。

年下のイケメン彼氏が出来たと報告を受けたのです。

和平を踏み台にしたことを謝られ、和平は複雑な心境になりました。

今日は千明の誕生日でした。

長倉家では、千明のバースデーパーティーの準備で大忙しです。

真平にキスと花束でお祝いされる千明。

そして、ローソクが46本も入ったバースデーケーキが登場します。

年齢がバレることを恥ずかしがる千明ですが、和平が声を掛けます。

『ローソクの数は、これまであなたが頑張ってきた証なんです！』

千明は和平の言葉に感動し、胸がいっぱいになりました。

真平も和平と千明のように、何でも言い合える関係になりたいと思い始めていました。

翌日、再び知美と再会した真平は、口喧嘩が始まります。

その様子を電車の中から目撃した千明と和平は驚いていました。

そこで、少し距離を置いてみることを提案します。

翌日、ドラマの撮影で鎌倉を訪れた千明は、和平に協力をお願いします。

撮影当日、長倉家もドラマ撮影を見学しに来ました。

役者の到着が遅れており、長倉真平（坂口憲二）と大橋知美（佐津川愛美）が代役に選ばれます。

恋人の設定である2人は、仕方なく手を繋いで撮影することになりました。

とてもお似合いの2人を見て、和平と千明は切なく微笑みました。

その日の夜、千明は話しがあると真平を呼び出しました。

その頃、知美も同じように話しを終えていました。

真平と知美は再び鉢合わせしますが、今回は口喧嘩に発展しませんでした。

翌日、水谷典子（飯島直子）と水谷広行（浅野和之）は離婚届けを提出しました。

しかし、気が合うメル友と会う約束があった典子は上機嫌でした。

しかし、待ち合わせ場所に現れたのは広行だったのです。

同席した千明と和平も驚きます。

復縁することになった2人は、千明と和平を置いて帰ってしまいます。

千明は真平と別れ、和平も知美と別れ、恋愛の反省会になってしまいました。

真平のカフェには、知美が手伝いに顔を出すようになっていました。

『次の恋は…最後から二番目の恋だ』

いつもの口喧嘩をしながら、千明は和平に好きだと告白します。

喧嘩口調のまま和平も同じ気持ちだと言いました。